ダークウォーター 奪われた水の真実
原題・「A Dark Truth 」・2012年・カナダ、アメリカ
監督・ダミアン・リー
出演・アンディ・ガルシア
●あらすじ
元CIA情報部員ジャックに、真相の究明を依頼する。
ジャックは、単身エクアドルへと向い、活動家のフランシスコ一家と合流。そこで彼が見たものは、軍隊をも巻き込んだおぞましい大企業の環境侵略だった。
●感想・・・観たのは初めて
大企業の陰謀を暴くサスペンス・アクション映画。
物語は企業の闇を描くサスペンス・スリラーですが、中盤からはエクアドルでの救出&脱出アクションとなります。
日本ではちょっとピンとこない「水」をテーマとした作品。
流石に現在の日本でも「水と安全はタダ」と、公言する人は少ないと思いますが、水資源や水供給はビジネス化されております。
生きていくうえで必要不可欠な「水」を、大企業に委ねると・・・を警鐘する作品。
元CIAのジャックが大活躍するのですが、ジャックの過去は意味ありげに語られるだけ・・・この辺が惜しいよなあで、もう少し掘り下げて描かれていたらと思うばかり。
テーマと役者は良いのですが、それを上手く描ききれなかったのが惜しすぎ。
本作では次の展開が唐突に始まる事が多く、このあたりは予算の関係なのかも。テンポが良すぎるというか、考える前に次に進んでしまう展開が微妙。
都合が良すぎる展開が多すぎで、う~んと思う部分多し。
アンディ・ガルシア×フォレスト・ウィテカーという組み合わせは、これだけで期待度大なのですが、本作は限定公開だった事もありヒットせず。
当然ながら日本劇場未公開作品ですが、DVD化されただけマシだったのかも。
●出演者
ジャック・ベゴシアン役:アンディ・ガルシア
ラジオDJで元CIAエージェント。過去にフランシスコとの因縁有。
アンディ・ガルシアがイイ感じのオヤジっぷりが良いです。
ブルース・スウィントン役:キム・コーツ
問題の発端となる水に関わる大企業の社長。
モーガン・スウィントン役:デボラ・カーラ・アンガー
問題の大企業の重役で真相の究明の為にジャックを雇う。
名前は知らずでしたが、出演作は結構観てました。カナダ人女優。
フランシスコ・フランシス役:フォレスト・ウィテカー
事件の真相を知る人物。ジャックとの因縁は知らず。
フォレスト・ウィテカーはいつも通り、手堅く渋い演技。